鷺森別院二尊会に出勤して

徒然日記

 2024(令和6)年5月13日(月)~16日(木)に行われました本願寺鷺森別院の二尊会に内陣出勤させていただきました。

 二尊会とはその昔、二尊像(親鸞聖人しんらんしょうにん蓮如上人れんにょしょうにんの連座の御影二尊像ごえいにそんぞう)という清水しみず(冷水)道場がのちに   鷺森御坊さぎのもりごぼうへと発展した根本の法物のもとに紀州門徒が結集したことに由来する、和歌山伝統の法要であります。  

 本願寺第8代蓮如上人のご教化きょうけを受けた喜六大夫きろくだゆうという人が、その教えに帰依きえして(仏の教えを信じて)  法名を釋了賢しゃくりょうけん名のり  冷水しみず飯盛山いいもりやまに道場を設けました(後の了賢寺)。その後、了賢は御影二尊像下附かふされ、次第に浄土真宗を慕う門徒が集うお寺となり、今の鷺森別院の前身となったといわれています。

 和歌山では毎年この法要を了賢寺と今の鷺森別院で行っておりますが、笛が入り、太鼓が入り、多くの法中   (出勤する僧侶たち)がお経を拝読する光景は非常に風情があります。

 5月14日(火)に当寺院住職も出勤させていただきましたが、この法要を執り行う僧侶の一人として参加いたしました事は誠に有り難いご縁でありました。

 鷺森別院では他にも様々な行事が行われております。和歌山の浄土真宗を代表する寺院でありますので     是非皆々様にも足を運んでいただきたいと思います。

合掌

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