歴史

ここは教願寺の沿革えんかくを中心に記載したページです。

沿  

 教願寺の開基かいき(創立)は天正十一(一五八二)年にまでさかのぼります。
 当時、本願寺と織田信長が十一年の長きにわたって争った石山合戦の折、和歌山に勢力のあった雑賀孫一さいかまごいちを助けて奮戦した。その功績により、天正十一年に本願寺第十一代目門主もんしゅ顕如上人けんにょしょうにんよりご真筆しんぴつ六字名号ろくじみょうごう南無阿弥陀仏なむあみだぶつ)をたまわりました。それをもって、蓮乗寺れんじょうじ(雑賀孫一に所縁ゆかりある寺)が通称『孫一道場』と呼ばれるのに対し、『東道場ひがしどうじょう』と呼ばれる道場をかまえることとなりました。
 ぞくのまま(非僧ひそうのまま)四代までお念仏の弘通ぐづう(仏法をひろめること)につとめ、教願寺第五代目住職じゅうしょく了玄りょうげんが、ご本山(本願寺)へ寺院登録を申請。その結果、寛文かんぶん十二(一六七二)年五月十日に寺号山号じごうさんごうをいただき、正式に寺院として出発いたしました。

歴代住職

【道場時代】1. 初 代  喜 内
      2. 二代目  金次郎
      3. 三代目  常次郎
      4. 四代目  了 悦

【寺院時代】1. 五代目  了 玄
      2. 六代目  了 意
      3. 七代目  了 専
      4. 八代目  了 春
      5. 九代目  了 善
      6. 十代目  了 意
      7.十一代目  智 了
      8.十二代目  隆 正
      9.十三代目  隆 山
      10.十四代目  隆 承
      11.十五代目  隆 智
      12.十六代目  緋 紗
      13. 当 代  顕 悟